>>573
これもコピペしておこう。

https://wired.jp/2008/04/17/%e3%80%8c%e6%84%8f%e8%ad%98%e3%81%ab%e3%82%88%e3%82%8b%e5%88%a4%e6%96%ad%e3%81%ae7%e7%a7%92%e5%89%8d%e3%81%ab%e3%80%81%e8%84%b3%e3%81%8c%e5%88%a4%e6%96%ad%e3%80%8d%ef%bc%9a%e8%84%b3%e3%82%b9%e3%82%ad/

「意識による判断の7秒前に、脳が判断」:脳スキャナーで行動予告が可能


4月13日(米国時間)に『Nature Neuroscience』誌に発表された研究報告によると、
脳スキャナーを使った研究者らは、被験者が自分で認識するより7秒も早く、
彼らの決定を予測できたという。

今回調査されたのは、ボタンを左手と右手のどちらで押すかに関する判断であり、
これは、人間の自己決定の感覚とより完全に結びついた複雑な選択を代表する
ものではないかもしれない。それにも関わらずこの研究結果は、人間の自我と
自律性の本質について、より深遠な疑問を提起するものだ。

人間の意志はどれほど自由なのか? 意識的な選択とは単なる幻想なのだろうか?

「人間の決定は、脳活動によって強力に準備されている。意識が働き始める時点
までに、大半の処理がすでになされている」と、ドイツのマックス・プランク研究所に
所属する神経科学者で今回の研究報告の共同執筆者であるジョン・ディラン・
ヘインズ博士は述べている。

Haynes博士が行った実験は、神経生理学者ベンジャミン・リベによる古典的な実験
(1970年代の研究)を最新式にしたものだ。Libet氏は、被験者が実際にボタンを
押すことを選択するほんの一瞬前に、運動を司る脳の領域が発火することを
明らかにした。

その後の研究でも、意識的な選択の前に潜在意識の活動が行なわれており、
潜在意識が意識的な選択を決定している、というリベの理論が支持されてきた。
しかし、今回の研究のように、脳内の決定とそれを認知するまでの間にこれほど
大きな隔たりが認められたのは初めてのことだ。

ヘインズ博士による実験では、被験者がボタンを押すことを決定する前の7秒の間に、
脳活動が、高度な計画に関連する前頭葉皮質に移動し、その後すぐに、感覚統合を
司る頭頂葉皮質へ移動した。ヘインズ博士の研究チームは、機能的磁気共鳴画像法
(fMRI)装置を使用し、これらの神経パターンの移動を観察した。