奥田は「幼児的万能感」から抜けきれていない。

幼児的万能感とは「パイロットになる」「科学者になる」「プロ野球選手になる」という夢を持ち、またそれが実現出来ると幼少期に思い込む事である。
しかし大多数の人は成長につれて現実や能力の限界を知り、夢を諦め社会に適応していく。

奥田は成長期に社会との関わりを持たなくなった為、現実や能力の限界を知る機会が極端に少なかった。

おそらく奥田は現在もこの幼児的万能感を持ち続けていると思われる。

女優と結婚出来る自分。
大佐になれる自分。
作家の自分。

これらの発言が証明している。