あれから一体どれだけの月日が流れたのか、よく憶えていない。
ただ30年以上も心配ばかり掛けてきた両親が、今では
俺を自慢の息子だと本心から思ってくれていることを知っている。

そりゃそうさ、
だってあんなに駄目人間だった俺が世界を股に掛けた仕事に就いて
実家に仕送りまでするように成ったんだから。

世に同じ人間は2つは要らないんだね。
念の強いほうは生き残り、弱いほうは忘れ去られる。

2ちゃんで書きかけだった"召喚物語"を最後まで綴ってくれてありがとう。
今この瞬間も哲ちゃんのことを写真の中から見てるよ。

              END