今や結婚は「当たり前」ではない?40代前半でも未婚率は20%

「正月に実家に帰ったら、いつ結婚するんだ、とせかされた」「周りの人がどんどん結婚していっている。
親戚からのあたりが厳しい」という人もいれば、「独身の友人が多くて、まったく焦らない」という人もいるはず。
「結婚しない人が増えた」とよく言われますが、実際のところはどうなのでしょうか?
総務省統計局の出した「20歳〜44歳の年齢別未婚率の推移」から見ていきましょう。

■20代前半では90%近くが、40代前半でも20%近くが独身
男性の場合、20代前半での未婚率は93.4%です。
20代後半でも70%を超え、既婚者が多くなるのは30代に入ってからです。
女性の場合は男性に比べると、結婚する年齢は早めです。
しかしそれでも、既婚者の割合が半数を超えるのは、男性と同じように30代に差し掛かってからです。
40歳代に入っても、男性の20%以上、女性の12%以上が独身です。

■男性も女性も20代後半から30代前半までが勝負
男性も女性も、20代の後半から30代前半までの間に未婚率が大きく減少します。
女性の場合は、特に25歳〜29歳で結婚する人が多く、男性の場合は多くが30歳〜34歳で結婚していきます。
30代の前半までは独身者もかなり多く、女性のうちの3分の1が、男性のうちの半分近くが独身者ですが、
これが30代の後半に差し掛かると、女性も男性も5人中4人は既婚者となります。

■結婚は一つのオプションか
しかし、昔に比べると未婚率は急上昇しています。1950年のころには、30代に入っても結婚していない人というのは、
男性でも女性でも10%を切っていました。さらに40代の未婚率にいたっては、わずか3%程度にすぎませんでした。
生き方の多様化が叫ばれるようになった今、結婚というのも、人生のオプションの1つにすぎないと考える人が増えたのかもしれません。
わずかの上下はあるものの、1980年ごろから急上昇していっている未婚率の高さというのは、それを表す証拠なのかもしれませんね。

http://news.mynavi.jp/news/2015/06/02/471/