これは青森っていうか東北全般の問題なんだけどさ、実は東北には万年医者が足りないらしいんだ。
どうして万年医者不足かっていうと地元の医学部で養成したくてもできないからなんだよ。
なぜ医学部が地元にあるのに医者が養成できないかというと、医学部人気で関東や関西の受験少年院みたいなエリート学校で
学んだ学生が、地元(東京大学や京都大学)の医学部ではちょっと危ないというときに、東北地方の大学の医学部に入るんだそうだ。
医師免許をとるのも六年間の合宿免許になってるんだな。だから東北の地元ッティの医者を養成したいという気持ちが大学側にあっても、
地元の人間は地元入学枠でなんとか滑り込めたなら幸運だが、大概はそれも無理で灘や開成(幼いころから多額の教育投資をされた人間)と
同じ条件で勝負しなくてはならない。そんなもの最初から勝負がついている。
昔だったら確実に地元の医学部に入れた層が今は関東・関西勢にはじかれてどうにもならないんだって。
彼らの大半は卒業後は東北に残らずに関東や関西に帰って、むこうの病院で勤務するので、これじゃいつまでたっても地元で医療活動を
する人材なんて育たない。かくして東北各地では無医村みたいな場所が増えるだけで、おちおち病気にもなれやしない。
安心して暮らせない場所になってるんだよね東北は。