埼玉県所沢市立小学校の男性教諭(29)が女子児童らを校内の個室に連れ込み、アイマスクをかけさせるなどの不適切な行為をしていたことが3日、
市教育委員会などへの取材で分かった。男性教諭は事実関係を認め、病休中。市教委は「不適切な行為だった」として、
処分も念頭に男性教諭から事情を聴いている。
 市教委などによると、男性教諭は平成19年に赴任し、
今年度は6年生のクラスを担任。7月、女子児童5人を学級活動の際に図書準備室に別々に連れ込んで
アイマスクをかけさせた上、手を頭の上に掲げるなどのポーズをとらせた。
5年生の担任時も女子児童2人に同様の行為を強いていたほか、
男子児童も被害に遭っていたという。
 7月中旬、複数の女子児童と保護者からの相談で発覚。
男性教諭は学校側に「家庭学習などをがんばっている子に1対1で親愛の情を示したかった」などと話す一方、
「軽率だった」と謝罪したという。
 男性教諭は勤務態度はまじめで指導に熱心だったというが、授業中や休み時間に児童らの写真を撮影することがあった。
このため、被害に遭った女子児童らは「アイマスクをかけていたときに舌を出してと言われ、
先生の陰部を露出した写真を撮られていたのではないか」と不安を訴えたというが、男性教諭は否定しているという。