>>663
もともと1977年までアメリカとイランは仲良かったんやで。それはソ連に対する地政学的な観点からアメリカがイランの当時の国王にたくさん援助して西洋化進めてたからや。

でも西洋化はイコールイランの国教のイスラム教の弾圧でもあったんや。それに耐えかねてイラン国民が起こしたのが77年の「イラン革命」や。アメリカと蜜月だった国王は亡命して強力な反米政権ができた。

アメリカとイランの関係が決定的に悪くなったのがこの流れで起きたアメリカ大使館人質事件や。元国王をアメリカが受け入れることを知ったイランの学生たちがテヘランにあるアメリカ大使館になだれ込んで大使館員とその家族を人質にしたんや。当然アメリカ国民も反イランに傾いた。

結局人質が殺されることはなかったけど、その後のイランの核開発などもあって今も両国の間には国民レベルでのヘイトが大きくあるやで。このワールドカップはまさに代理戦争や。