昔NHKがハイビジョンの実験放送やってたんだけど、もうその時は実況引退してた名実況の杉山邦博氏が担当してたんだよね
デパートとかでしか見れなかったから見に行ったら杉山氏はほとんど喋ってなかったの少し驚いた

後で雑誌のインタビューで杉山氏が話してたんだけど、映像に凄いリアリティがあるので実況は逆に最低限にしたんだと
リアルな映像で実際の砂かぶりの臨場感を感じてもらうことが大切だと考えたんだって

思えば相撲の実況ってラジオとテレビでは全然違うもんね
杉山氏はテレビでは「はっけよい残った」からはポイントどころ以外はあまり喋ってなかったように思う

実況とは観る人の観戦の手助けをするものであって、実況そのものが主張するのは本末転倒である

杉山氏はそんな風に考えているんじゃないのかな