1レスで終わる短編書いてけ
条件は1レスで終わること
続くのはルール違反
詩はダメ
どんなジャンルでも良い
情景だけでも良い
二次創作はダメ
オリジナルのみ
評価はしてもいいが辛辣過ぎるのはダメ
(暴言は不可、死ね辞めろ等)
自小説に誘導は可だが書かないでURLを貼るだけはダメ
以上で楽しもう 猫ララはさっきまで私が寝ていた布団の上で、ゆったりと足を伸ばしている
瞼は閉じられてはいるものの、一定の間隔で尾はパタリパタリとシーツを打ち付けているから寝てはいないようだ
カーテンの隙間の日差しが10センチほど開いていて、光の帯は真っ直ぐにララの身体を両断し茶の毛皮をそこだけ眩しい金色に変えている
ララ、と軽く呼んだだけで薄く目を開け、遠雷の音のような喉を鳴らし始めた
私はホッとした
ララを見ていれば私は確実に現実を取り戻せる
昨日の事を無かった事に出来る
ベッドを出て、片付けを始めよう
出来る事からでいい
用意したもの…ノコギリ、漂白剤、ビニールシート、大量の布
これらのなかで、ノコギリを手に取ると風呂場に向かった
刺した時に、彼もララの様に喉を鳴らした事を思い出し、少し愉快になった 雨が降っている
まつわりつくように細い雨が
よく人は雨を涙に例えるが、梨沙には雨は何の意味もない鬱陶しいものだった
しかも今日は傘を忘れている
部活で遅くなったから仲のいい友達の傘に収まることも出来ない
仕方ない…
いざ濡れるのも構わず校舎を出る直前に、知った声に振り向かされた
「ちょっと!」
「優斗」
去年、クラスメイトだった与谷優斗だ
「こんな雨で行くのかよ」
「仕方ないじゃない、傘がないもん」
優斗は暫し躊躇い、「なんだよもう…ほら」と言って傘を差した
「え?」「貸すわけじゃない…送る」
多少気恥ずかしくなりながら、四の五の言わずに甘えることにした
「ありがとう…優斗も部活遅かったんだね」
「部活じゃない、人を待ってた…言いたいことあって」
「会えたの?」
「ああ…言いたい事は改めて言うから、明日部活無いよな?」
「………」
雨が少しだけ意味を持った気がしていた 数を数えなきゃ1日が終わらない
まず僕が数えるのは本棚の漫画の数
毎日数えてるから21冊って知ってるけどもし違っていたら?と学校で気が気じゃなくなるかもしれない
大丈夫、変化は無かった
右足から靴下を履いて、右足からズボンを履き、右腕から袖を通す
もしいつもと違う事をして、母や父や妹が死んだら?と思うととてもじゃないけど間違えられない
階段は必ず左足で降りきる
トイレは必ず5分入る
靴は必ず右から履く
でないと万一のことがあるから
1日1度は必ず赤い車を見ないと、大切な誰かが死ぬかもしれない
だから僕はそうならないために探さなきゃダメなんだ
こんなことは皆やってる
僕だけじゃない
でももし、僕だけだったら?
だから気が気じゃなくなるんだ
本当、大変な毎日だよ 毎日毎日、自分という存在が希薄になっている気がして怖くなる
朝日を浴びる度にまた、この世界の一員だという誇らしさが僕に染みて
動けるようになる
希薄だった自分にしっかりと重さを持った力が注入されたみたいに 【魔女狩り】
1384年、ドイツのとある地域にあるゲットーの中で行われていたユダヤ人の会議で若きシュタールは発言した。「我々、ユダヤ人には霊能力がある。なのに何だ、この惨めな生活は、これは全て魔女たちのせいだ。魔女たちの魔力が我々の霊能力の活動を妨げている。魔女たちを排除すれば、我々の生活水準は必ずや向上する」それを聞いていた、小柄で老齢なアスカロンが諌める様に発言する。「それは危険な思想だ、魔女たちに逆らうのは賢明ではない」空かさずシュタールも反論する。「我々は賢く霊的にも強い、魔女たちを滅ぼす事は可能だ」
1823年、カトリック教会に取り入ったユダヤ人の差し金で魔女たちは絶滅し、ユダヤ人は世界を支配する事となりました。