裁判のご報告!
2015年01月29日

平成27年1月28日(水)午後11時30分より、さいたま地裁越谷支部第2法廷(蛭田円香裁判長)にて
嫌がらせの頭目を訴えた民事賠償請求訴訟の第1回口頭弁論が開かれた。

この裁判については拙ブログの1月27日付エントリーでも告知していたが、
原告であるYさんから嫌がらせ被害の実態と裁判の開始が知らされていたものだ。

埼玉県越谷市の団地に居住する「Yさん親子」は少なくとも平成25年3月頃より、
同団地に居住する男らから様々な嫌がらせを受けてきたという。

… … …
原告は、筆者(有門大輔)より一歳年上のYさんとその母・Mさん。
Mさんはご子息であられるYさんともども言葉遣いも丁寧で、一言で言えば上品なタイプ。
年齢は70歳前後くらいだと思われるが、控え目な雰囲気と常に相手を気遣われるお人柄の良さがにじみ出ていた。
清楚な感じで、「淑女」といった表現が似合うだろうか。

裁判所に到着すると初対面のMさんが実際の嫌がらせ被害について話してくれた。

「もう、こんなことが数年来にわたって繰り広げられるなど、私もこれまでの人生で経験したことのないことであり、
人間というものの恐ろしさをまざまざと見せ付けられた思いです。
異民族と言いますか、特定の(カルト)団体に属すると人間というのを、
こうまで歪めてしまうのかと非常に恐ろしい思いがしています。

昔の江戸時代の十手(じって)と言うんでしょうか、捕り物に使う武器を手にした男がマンションの通路に
並べて干した何枚もの布団や座布団をひっきりなしにバンバン、バンバンと力強く、
それこそ『キチガイ』のように叩いては騒音を立てていました」
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MさんらYさん母子は、おそらく普段は「キチガイ」などという表現は使わないのだろう。
そうした表現を使わない人でも、そのようにキツイ表現で以って説明するほどに嫌がらせは陰湿で
長期間にわたって執拗に継続されてきたと見られる。
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ある時など、十手でマンションの手すりや金属部分を叩いては敷地内に響き渡るような激しい音を立て、
そのせいでMさんは左耳の聴力に支障を来たしたことが検査で判明している。これなどは、もう傷害事件の類だろう。
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嫌がらせを繰り広げる男は5階からわざと階下に落下させた布団を取りに階段を降りて行ったが、
また戻って来る際に片手に持った十手を振り上げながら階段を上ってくる様子は狂気の沙汰でしかない。
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Yさんらが外出する際には必ずと言って良いほどに伴走でもするかのように後を尾行して来る。
Yさん宅で所有している自転車のタイヤが刃物で切られたことなど5〜6回ではないと言う。
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「出来れば裁判などやりたくなかった。今回が初めてです」というYさん母子は当然ながら裁判に至る前、
E被告に口頭で迷惑行為をやめるように注意した。
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Yさん母子が暴力的な言動で以って威圧されたことは数え切れない。
挙げ句、「デス・プリント」と称される「死亡」と書かれた紙をYさん母子に示してくる有り様である。
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どういう凶行に及ぶとも分からない者が威圧・威嚇しながら、自分の住む階から1階まで自転車を上げ下げする光景は、
何のつもりでそんなことをやっているのですかと聞きたくもなるが、意味不明で奇異な言動の数々は実に恐怖である。
こんな連中の標的にされては生きた心地がしない。
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Yさん母子もご他聞に漏れず、真っ当で正常な日常生活を営めなくなってしまった。
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弁論準備手続きの最中、待合室で待機していたYさん母子が話す。
「昔、お付き合いで1年間だけ『聖教新聞』を購読していたことがあります。
ただ、私たちは創〇学〇の信者ではありませんでした。その後もお付き合いのある方から新聞の購読や集会、
入信へのお誘いは受けていたのですが、あまり面と向かってハッキリと断ると角が立つと思い、
『時間がありましたら…』という程度にそれとなくお断りはしていました。
きっと私どものような障害者を抱える家庭は(創〇学〇に)入信して当然だろうという周りの反感があったんだろうと思います」