実験対象地区は、たまプラーザ駅の北側に広がる横浜市青葉区美しが丘1〜3丁目。起伏に富んだ郊外の住宅街であり、
「『田園都市線』の名の通り、何もない田園のなかから鉄道を軸に発展した沿線の象徴的なエリア」(東急電鉄 森田さん)だそうです。
この地域の人口は約1万4000人。新たに定住する人も増えている一方で、駅から離れたエリアを中心に、高齢化率も20%に達しているといいます。

 この地域で、新たな通勤サービスとなる「ハイグレード通勤バス」、地域の利用者ニーズに応じて運行する「オンデマンドバス」、
1〜2人乗りの「パーソナルモビリティ」、駐車場の空きを活用した「マンション内カーシェアリング」という4つの移動サービスの実験が行われます。
いずれも、事前のアンケート調査結果をもとにしており、「地域の声を反映したもの」(東急電鉄 森田さん)とのこと。
これだけの規模におよぶ「MaaS」の実証実験は、日本でも初めてだそうです。