うちは大学ぐらいになるまで服は全部親が買ったものを着させられてたな
大学入学時に昭和のアイドルみたいなミニドレスを何着も買ってきて、
友達の結婚式やダンスパーティー(いつあるんだよ)で着られるでしょ!と大威張り
結局二十代の間にそれらを活用する機会はなく、
三十代になってから友達の結婚式がいくつか続いたけど
そこで私が自分のお給料で買った服を着るたびに「折角高いの何着も用意してやったのに」と嫌味タラタラ

その他にも親好みの服は何着も買い与えてくれたけど、
その割に下着はヨレヨレの汗染みだらけになっても買い替えてくれなかったし、
靴下は毛玉だらけ穴だらけだったし、
サイズが合わないヒールのある痛い靴を
これ高かったのよという理由で我慢して履かされていた
後に外反母趾と巻き爪になったけど、その後も同じような靴を買い与えられ続けた
プールの授業や修学旅行など友達の前で下着になる機会のある時は
恥ずかしくてコソコソ着替えていた

私が何か口ごたえをすると「今までどれだけ金をかけてやったと思ってる!
もう服だって一枚も買ってやらないからね!二度と買ってやるもんか!」
というのが子供の頃からお決まりの脅し文句の一つだったんだけど、
今思えばあの服買いまくってたのって別に私のためじゃなく
母親自身の趣味と愛情かけてる幻想とストレス発散のためだよねっていう