エマニュエル・トッド著「自由貿易は民主主義を滅ぼす」
http: //www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201208281818232

 歴史人口学者トッド氏は、貿易の利点を認めながらも、現在の危機を乗り切る
ためには保護貿易しかないと言う。今のままの自由貿易が続けば、世界全体が賃金競争
に巻き込まれ、労賃は下がり、「需要不足」が生じる。富裕層は過剰な富を消費に充てず、
使途のない資金が一部に滞留する。 これは格差を拡げ、民主主義を脅かすことになるという。