>>74のために頑張ってみる

>72の和訳
私が小学校の頃、里奈という友達から誕生日会に呼ばれた。
実家は父がパン工場勤務なので裕福じゃなかった。
私には「我が家は経済的に苦しい」という自覚が幼心にあった。
結局、里奈には「誕生会当日は用事がある」と断ってしまったのだ。
しかしそれでは友情にヒビが入ると思い、プレゼントだけ渡した。

なぜプレゼントまであげたのに誕生会に参加しなかったか?
それには深い訳があった。
実は渡したプレゼントというのは、自分の使い掛けのペンだったのだ。
使用してるとはいえ、綺麗なペンで自分にとり大切な宝物だったのだ。
そしてそれを当時流行りのサンリオのケロッピノートを丁寧に破った紙に包み華やかにラッピングした…つもりだった。
でももしかしたら里奈や他の友達にお古がバレて何か言われるかも?と内心怖かった。
だから誕生会に参加できなかったのだと思う。

案の定ラッピングの努力報われず、結局皆にお古がバレてしまった。
里奈が言い触らしたのだろう、おのれ里奈め!

そして私は学校中から「重富さんはビンボーなだけでなく非常識過ぎる!」と中傷されたのだ。

おまけにお古をプレゼントしたから「お古の重富」という安直過ぎる愛称まで付いてしまったのであった。


以上><