うちの母の作る料理は、あまりにも味の濃すぎる料理か、
まったく味のしない料理の両極端パターン。
本人曰く、「素材の味を大切にしている」らしい。

カボチャのスープは、茹でたカボチャをミキサーで潰して牛乳加えて煮ただけのもの。
食べる人が食べたら美味しいのかもしれんが、かぼちゃだけの味しか
しないスープは苦行でしかない。
父親もまったく食べない代物。

すき焼きは、大量の濃口醤油と大量の砂糖だけで味付けするので
ものすごく喉が焼けるし、味がしつこくて、くどい。
せっかくのすき焼きだからガッツリ食べようと思っても
まったく箸が進まず大量に残り、翌日はさらにそれを煮込むので
どんどん味付けが濃くなり、水やお茶をガブ飲みしつつ、口の中で
味を調整しないと食べられないレベル。

味だけでも壊滅的なのに、本人は料理上手と思っているので
毎日が勘違い料理のオンパレード。
餃子の入った辛い味噌汁、
醤油とソースがドボドボ入ってルーが溶けきってない柿と梨入りのカレーもどき、
干し柿の入った変な臭いのする肉じゃが、
大量の梅干しの入った酸っぱすぎるゴーヤの炊き込みご飯。
最近はパスタに凝ってるらしく、市販のクリームソースにたっぷり濃口醤油を入れ
サンマの蒲焼が汁ごと乗った、体が拒否するレベルのパスタ。
味覚障害としか思えない。