山の斜面が崩落 カメラに映る (動画あり) 05月29日 20時25分 長野 NHK
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20200529/1010013639.html

29日午後7時すぎ、長野県松本市で震度3を観測する地震があり、この地震の直後、観光名所の上高地に設置したNHKのカメラには
山の斜面の一部がごっそりと崩れ落ちる様子が映っていました。

29日午後7時5分ごろ、東海地方でやや強い地震があり、長野県では松本市と山形村で震度3の揺れを観測したほか、
県内の広い範囲で震度2から1の揺れを観測しました。

この揺れの直後、松本市の上高地に設置したNHKのカメラには、観光名所の「河童橋」の奥に見える山で斜面の一部がごっそりと崩れ落ちていく
様子が映っていて、木が生い茂っていた山の斜面は崩落の後、山肌があらわになりました。

また、さらに奥に見える山で複数の沢に残っていた雪の塊が雪崩のようにゆっくりと崩れ落ちる様子も確認できます。

県内では、その後も午後8時までの間に震度1や2を観測する地震があり、気象庁によりますと、これらの地震は4月22日から続く
主に長野県中部を震源とする一連の地震だということです。

地震が相次ぐ中、上高地の周辺の山では今月19日にも揺れの直後に大規模な雪崩が起きています。

長野地方気象台は、引き続き地震活動に注意するよう呼びかけています。

上高地から前穂高岳に通じる登山道にある山小屋「岳沢小屋」を管理している坂本龍志さんによりますと、地震の発生直後にはあちらこちらの
斜面で落石が発生するなどして周辺には土煙が舞い上がり、小屋のすぐ近くにも落石が迫ってきたということです。

坂本さんは、地震が起きた時には山小屋にいましたが「建物が激しく揺れて壊れるのではないかと思った」と、これまで経験したことがない
強い揺れだったと話していました。

坂本さんによりますと、この付近では最近地震が相次いでいるため、登山口には注意喚起の貼り紙がはられているということで
「登山客はいないとみられる」と話しています。


これから梅雨を迎える
大きな災害にならなければよいが・・ !