ポールシフト
https://dime.jp/genre/726644/

「コンパスの針が指し示すのは、北極点ではなく、北磁極。
実は今、この北磁極がスピードを加速させながらシベリア方向に移動しているのをご存じだろうか。
さすがにこれには科学者たちも焦り、今年2月にGPSなどで活用されている世界磁気モデル(WMM)の
アップデートを前倒しで行なった。

 今では1年に55kmも移動しているという北磁極の動きがさらに加速すれば、その先に待っているのは
磁極が逆転するポールシフト≠ナある。
一番最近のポールシフトは78万年前と考えられ、いつ起こっても不思議ではないという。

 ちなみに磁極が移動するのは地球内部の高温で溶けた鉄とニッケルの水流≠ノよるものである
という説が今のところの主流だ。

 ではポールシフトが起こるとどうなるのか? 英・リバプール大学のリチャード・ホルム教授によると、
地球を包む磁場の乱れによって、地表に降り注ぐ宇宙放射線量が現在の2倍になり、わずかではある
もののがん患者が増えることを指摘している。

しかし影響については諸説あり、急激な気候変動を伴う過酷な天変地異≠ェ訪れるとの声もある。
ともあれ今も地球上で磁極がジワジワ移動していることは紛れもない事実なのだ。」


NASA提供の磁力線解析によると、現在のポールシフトの最中では磁極が複数発生している。