545 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2018/10/15(月) 22:00:29 ID:aIWjpJO60 [6/6]
原発事故 3人被告「津波15.7メートル試算にすぎぬ」('17.7.1 毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20170701/k00/00m/040/143000c
>弁護側は、「長期評価」は福島県沖の津波襲来を予測しておらず、3被告も巨大津波を予見できなかったと反論。東電社内で出された最大15.7メートルの想定津波も「試算に過ぎなかった」とした。
>また、「防潮堤の設置は敷地南側に予定されていたが、実際の津波は東側から来た。従って、設置しても事故は回避できなかった」と主張。
>土木学会に想定津波の検討を委ねた点については「試算が確実なものかどうか検討を依頼したもので、対策を先送りしたわけではない」と述べた。

福島原発告訴団|2018年9月8日土曜日 刑事裁判傍聴記:第24回公判(添田孝史)
http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.com/2018/09/24.html
> 2008年2月16日に開かれた「中越沖地震対応打ち合わせ」(いわゆる御前会議)に、被告人の武藤、武黒両氏や山下氏が出席。
>この場で、地震本部の予測に対応する方針が了承され、それが3月11日の常務会でも認められたと山下氏は証言していた。
> 6月10日に、津波想定を担当する社員が想定される津波高さが15.7mになることを武藤氏に説明した会合終了時点でも、「(津波対策を)とりこむ方針は維持されていました」と山下氏は検察官に説明していた。

福島原発告訴団|2018年6月23日土曜日 刑事裁判傍聴記:第18回公判(添田孝史)
http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.com/2018/06/18.html
>「長期評価の見解を考慮した津波は、南東から遡上してくる。今回の津波は遡上してくるパターンが全然違っていた。ちょっと違いすぎる。長期評価の対策をしていたからといって今回の事故が防げたとは思えない」と金戸氏は証言した。
>これには、いくつか疑問がある。

>一つは、15.7mの津波対策として、金戸氏の頭にあった沖合防波堤や4m盤対策だけでは不十分で、審査を通らなかった可能性があることだ。
>耐震バックチェックで津波分野を担当していた今村文彦・東北大教授は、「15.7m対策には、1号機から4号機の建屋前(10m盤)にある程度の高さの防潮壁が必要で、それがあれば311の津波もかなり止められただろう」と述べている(第15回公判)。

>もう一つは、運転しながら対策工事をすることが認められず、311前に運転停止に追い込まれていた可能性があることだ。
>東電の経営陣は、対策工事の費用より、さらに経営ダメージが大きい運転停止を恐れ、研究名目で時間を稼ごうとしたのではないだろうか。

>防波堤などの対策工事は目立つから、着手する段階で、新しい津波想定の高さを公表する必要がある。
>しかし従来の津波想定(5.7m、外部に公開されていたのは3.1m)を、一気に15.7mに引き上げるとアナウンスした時、地元は運転継続しながらの工事を認めない可能性があった。
>その場合、福島第一は3月11日には冷温停止していたことになり、大事故にはつながらなかった。

福島原発告訴団|2018年4月25日水曜日 刑事裁判傍聴記:第8回公判(添田孝史)
http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/2018/04/blog-post_25.html#more
>注目されたのは、酒井氏が土木学会に審議してもらうことを「時間稼ぎ」と認識していた、と証言したことだ。