1.5度上昇、30年にも=CO2、45%減必要−IPCC
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国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は8日、現在のペースで地球温暖化が進めば、2030〜52年の間に世界の平均気温が産業革命前と比べて1.5度上昇する可能性が高いとの特別報告書をまとめた。

海面上昇や生態系への深刻な影響を数多く指摘。温暖化を1.5度にとどめるには30年までに二酸化炭素(CO2)排出量を10年比約45%減らし、50年前後に実質ゼロにする必要性を示した。

報告書では、気温上昇を1.5度にとどめる場合の世界の電源構成などを例示。

再生可能エネルギーを50年に電力の70〜85%に高め、石炭火力発電はほぼゼロにし、天然ガス火力発電などではCO2の回収・貯留(CCS)技術を活用する必要性を示した。