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<福島原発事故>環境省、汚染土10キロ紛失 誤廃棄か
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180814-00000042-mai-env
 環境省は14日、東京電力福島第1原発事故後、同省に送付されていた放射性物質を含む土壌約10キロを省内で紛失したと発表した。誤廃棄した可能性が高いという。汚染濃度は低く、健康への影響は考えにくいとしている。

 同省によると、汚染土は2011年11月8日と16日の2回、小型段ボール箱に詰められ宅配便で送られてきた。「福島市の自宅で採取した土で環境省で保管、処分を」との趣旨の手紙が添えられ、送り主の記載もあった。

 当時の放射線量は1時間当たり0.6マイクロシーベルト。放射性物質濃度は推定1キロ当たり約4000ベクレルだった。現時点では0.2マイクロシーベルト、2000ベクレルと推計されるという。

 アルミ製ケースに入れて省内で保管していたが、今年1月に物品の一斉廃棄をした際に処分した可能性が高いという。今後、廃棄物処理を委託した業者などの協力を得て行方を調べる。

 放射性物質に汚染された廃棄物の場合、8000ベクレルを超えると指定廃棄物として処理方法が定められているが、汚染土壌は処分法が未定で、同省が適切な保管を求めている。

 中川雅治環境相は「不適切な管理により誤廃棄の可能性が生じたことは誠に遺憾だ。環境省に対する信頼を損なうことになり、深くおわびする」とのコメントを発表した。

 今回の汚染土を巡っては、11年11月にも同省職員が埼玉県内の空き地に一部を投棄し、問題化している。