“日米原子力協定延長後もプルトニウム適切管理” 経済産業相 2018年7月13日 14時11分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180713/k10011531441000.html

世耕経済産業大臣は、日米原子力協定が今月17日に自動的に延長されるとしたうえで、日本が保有するプルトニウムの削減など適切な管理を
行っていく考えを示しました。


日米原子力協定は、日本が使用済みの核燃料からプルトニウムを取り出して再利用する核燃料サイクルなどを行うことをアメリカが認めたもので、
今月16日で、30年の協定の有効期間が期限を迎えます。

これについて世耕経済産業大臣は13日の閣議のあとの会見で、「日米いずれかが終了通告を行わないかぎり存続する形になる。

何かこのことで不安定になるとは考えていない」と述べ、翌日の17日に自動的に延長されることを明らかにしました。

また、原発の再稼働が進まず日本が保有するプルトニウムがたまっていることに対しアメリカなどから懸念が出ていることについて
「新たなエネルギー基本計画でも保有量の削減に取り組む方針を明記した。

一般の原発で消費する『プルサーマル』の一層の推進などで、量の削減を含む適切な管理と利用を行っていきたい」と述べ、プルトニウムの
適切な管理を行い、アメリカと緊密に連携していく考えを示しました。