東海第二原発、再稼働見通せず 規制委は新基準「適合」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180704-00000109-asahi-soci
 首都圏にある唯一の商用炉である日本原子力発電東海第二原発(茨城県)の再稼働について、原子力規制委員会は4日、安全対策の基本方針が新規制基準を満たすと認めた。
ただ、再稼働するには、今年11月までに20年の運転延長の認可を受けたうえで県や周辺6市村の事前了解(同意)を得なければならず、実現の見通しは不透明だ。

 東海第二は半径30キロ圏内に全国の原発で最多の96万人が住む。この範囲の14市町村には事故に備えた避難計画の策定が義務づけられているが、難航している。

■主な原発の約30キロ圏の人口

(内閣府や県への取材から作成)

東海第二(茨城) 約96万

浜岡(静岡)   約84万

島根(島根)   約46万

柏崎刈羽(新潟) 約45万

玄海(佐賀)   約26万 再稼働

川内(鹿児島)  約21万 再稼働

高浜(福井)   約17万 再稼働

大飯(福井)   約16万 再稼働

伊方(愛媛)   約12万 再稼働