.
それと、修学旅行の食中毒って、先日も鹿児島市立の中学生が福岡市内でノロ発症。その原因が長崎市内の中華料理店って結論で終了。
この中華料理店の調理場の従業員2人の便から検出されたノロウィルスの遺伝子が生徒のと一致したのが、その根拠だってんだが・・・

従業員2人の保菌が事後的に判明しても、調理時点では発症してなかったってことは、従業員も同一汚染食材による被害者とも考えられるのに。
そうなると、どの汚染食材が原因かを突き止めないと再発防止もできないはずなんだが・・・
だいたい、こういう飲食店の従業員なら、1日3食のうち昼夕の2食はまかないメシだろ。

かつて大阪府で起きたO−157ではカイワレ大根が原因とされたけど、さらに輸入されたタネが汚染されていたことまで追及した。
最近の食中毒事件はなぜ、魔女狩りのように、保菌していたヒトを特定して「ハイ 捜査終了」になるのか? 不思議でならない。

それ以上の追及は意味がないとする判断が合理的であるとすれば、すでにノロウィルスやO−157は常在菌として巷に存在していて、
(傷口の絆創膏にも食中毒の原因の黄色ブドウ球菌が当然のように生息していたり 子供の中耳炎の何割かは耐性菌だったりというように)
「 免 疫 力 が 弱 ま っ た 人 が 発 症 す る 」だけの問題だと保健当局が捉えていることになるんだが・・・
(それでも、赤痢は感染経路を徹底追及するのにO−157はやらないというのは、同じベロ毒素を出す菌なのに科学的合理性はない。)

修学旅行って旅費総額も限られていて旅行代理店のピンハネ分(+教師・教育委員会への接待・キックバック)を差っ引かれると、
食事代として飲食店に支払われる金額は、宴会客などのソレとは比較にならない。それでいて食べ盛りと来れば・・・あとは分かるな・・・

ちなみに九州の地元民しか訪れないひなびた漁港でも、なぜか三陸の魚介類が安値で売られていることは、この目で見た事実である。