上記の記事の関連として「ココがポイント」に上がっていた論文の梗概の抜粋(さすがYあほお! その後速攻で削除)

>佐賀県玄海原子力発電所におけるプルサーマル事故被害予測

>瀬尾氏がおこなったシミュレーションの中で佐賀県の玄海原子力発電所についての予測も出されており、玄海で現在稼働中の4基の中でも出力の大きい
>玄海3号炉(出力118万キロワット)についての予測がされている。この、3 号炉はまさに現在日本初のプルサーマルが営業運転されている原子炉である。
>玄海原発事故被害予測SEOコードを使った事故シミュレーションのポイントは大きく 3つある。
>1つは急性障害による死者数の予測、2つ目は晩発性の影響、ここでは晩発性ガンの死者数の予測、そして3つ目が長期的に居住不可能となる地域の予測である。
>放射線を被曝した場合、さまざまな被害が発生するが、SEOコードでは急性死者と晩発性のガンの死者の2つだけを取り上げる。
>設定条件は、事故の型=PWR(加圧水型原発)2型、気象条件=風速2メートル、大気安定度はD型(放射能雲は風下に向かって15度の角度で広がっていく)である。
>被曝線量の計算は、放射能雲からの被曝、汚染地面からの直接被曝、それに吸入で体内に入った放射能による被曝の3つの合計を考えている。
>被曝を考える際に、汚染した食料を摂取することによる内部被曝も考えられるが、これを評価することは大変困難であるためRSSにおいても評価されていない。
>これらの設定条件で求められた予測の結果、玄海3号炉における原発運転でPWR2型の事故が起こった場合、
>急性障害によって99%が死亡する圏内には玄海町をはじめとして、玄海町周辺の呼子町、鎮西町また、人口約8万人の唐津市が含まれている。
>全国におけるガン死者数の分布をみると、風が60度と75度の方向に吹いている場合に、犠牲者が最も多い。
>特に75度の方向には福岡市や北九州市、近畿圏、関東の首都圏が重なっているためである。また、長期的に居住が不可能となる地域は、
>緩い基準でさえ九州全域、本州の広島、四国の高知まで広がり、厳しい基準をとれば、九州、四国、中国地方の全域になるという予測である。