20代前半歳まで生きるマレーバク
千葉市動物公園で11歳で死ぬ

マレーバク相次ぎ死ぬ 「ユキミ」に続き「サコ」も 千葉市動物公園、飼育は1頭に
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 千葉市動物公園(同市若葉区)は24日、同園草原ゾーンで飼育する雌のマレーバク「サコ」(10歳)が死んだと発表した。同園では今月10日にも雌の「ユキミ」(26歳)が死んでおり、飼育は雄の「ユメタ」(11歳)の1頭だけになった。

 同園によると、サコは今月20日ごろから体調を崩し、23日朝は立てたものの同日午後3時ごろに息を引き取った。死因は腸管内に砂がたまったことによる腸閉塞(へいそく)で、砂がたまった詳しい原因は不明という。

 サコは2007年12月12日に多摩動物公園(東京・日野市)で生まれ、10年3月に千葉市動物公園に引っ越してきた。フルーツと野菜が大好物で、つぶらな瞳が来園者から愛されてきた。

 マレーバクの平均寿命は20代前半とされており、同園の担当者は「突然のことで驚いており、とても残念。この経験を次に生かしたい」とコメントした。
 マレーバクはマレーシアやタイなど東南アジアの森林地帯に生息し、絶滅危惧種に指定されている。