一生で使い切れないくらいの資産がありながら、なお政治権力を使ってまでお金を集める
この様子は昔ながらの言葉で言えば、餓える鬼、つまり 餓鬼 そのものに見える

多くの人がうらやむほどの資産を持っていても、その内面は満たされない闇でもあるのだろうか

富豪の二世以降は、何をやっても自分の実力だ、という感覚を持てないだろう(普通の感性があれば)
自分自身の精神を守るために自己欺瞞をはじめるが
何をやっても常に「自分の実力じゃなく、親の資産のおかげ」という思いは消せないため
満足できず何か渇望するような心理状態がずっと続いているのではないか?(まさに地獄だが)

そのような 餓える心 を持った人たちが権力を使って社会システムを変えた結果は
多くの人が実際に餓えるような社会が完成するだろう
イギリスに始まり、アメリカ、日本へと伝染しているのが 政治権力を利用して
行政システムを 所得の低い人からお金を集め富豪に流す 仕組みへと変えることだ

イギリス、アメリカ、日本に共通しているのが小選挙区制、二大政党制
日本では小選挙区制の導入が遅かった分だけ、他の二国よりは遅れている
今の政権は、他の二国の制度に急速に近づけようとしているように見える

つまり、日本がいまの政治を続けたらどうなるか、将来像はイギリスとアメリカを見るとわかる
イギリスは製造業が完全に廃れてしまい大変な雇用不足に見舞われている
アメリカはいま製造業を国内に留める取り組みを始めたため、若干状況は好転しているようだ

日本は、放射能の影響もあり?人手不足となり移民の導入に踏み切った
(ただし政府は移民とは言っていない)
すでに日本でもバランスは富裕層有利に大きく傾いている

平穏な暮らしの条件を具体的にイメージし(労働時間、収入など)
一般人は団結して立ち向かわなければ、これから先は低賃金化、長時間労働化
雇用の不安定化が促進されていくばかりになるだろう
そして、その変化は社会を不安定にしてくことになる