大橋未歩さん語る「『脳の四カ所が死んでいる』医師の言葉に戦慄」
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「'13年1月に脳梗塞になりました。退社を選んだのは、この経験が大きかったです。
あの夜、私は寝る前に顔を洗っていました。
自分の右手が左手に触れたとき、『あれ? マネキンに触っているみたい』という感じがしたんです。
視覚的には触っているけど、感覚がないというか……。
顔を洗った後、クリームを取ろうと思ったら床に散乱させてしまって、拭こうと思ってかがんだときにガクンと床に倒れました。
家族が気付いて救急車を呼んでくれたんですが、『大丈夫』と言おうとしても、『らいじょうぶ』となって、ろれつが回らない。
そこからの記憶は断片的です」

感覚異常と言語障害。典型的な脳梗塞の症状だった。

「救急車の中で意識がすーっと戻ったんです。だから、まひになったのは15分くらい。
でも、検査後に医師から『脳が4カ所死んでいる』と言われました。
『たまたま致命的な部位を外している。ほかの部分が死んだ部位の機能を代わりにやってくれているので、後遺症がなく元に戻った』と。
『たまたまです』と言われたことで“人生”について考えるようになったんです」