今度はスマトラ島のメラピ山が爆発「空港から30km!」噴煙4000m 2018年05月02日 12時34分@ハザードラボ
http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/2/4/24636.html

2日朝、インドネシア・スマトラ島西部のメラピ山で爆発が相次ぎ、上空4000メートルに噴煙が到達した。

先月28日には、ジャワ島でも同名のメラピ山が噴火しているが、いずれもインドネシア語で「火の山」を意味し、同国内で最も活動的な火山のひとつ。

同国国家災害管理局(BNPB)のストポ・ヌグロホ報道官によると、2日朝に始まった噴火が8分以上続いたあと、断続的に爆発が発生。

標高2891メートルの山頂火口からは、グレーの噴煙が立ち上り、上空4000メートルに到達した。

スマトラ島中西部に位置するメラピ山の半径3キロ以内に集落はないが、30キロ圏内にはミナンカバウ国際空港、50キロ圏内には西スマトラ最大の
州都パダン市がある。

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スマトラ島のメラピ山が爆発!(Sutopo Purwo Nugroho @Sutopo_PN)



グアテマラ 首都近郊のパカヤ山で爆発あいつぐ 溶岩流発生! 2018年05月02日 14時51分@ハザードラボ
http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/2/4/24637.html

中米グアテマラの首都近郊に位置するパカヤ山では、先月末以来、爆発的噴火が相次いでおり、昨夜は溶岩流が確認された。

同国防災機関(CONRED)は「活動の活発化によって大規模火砕流や大きな噴石が飛散するおそれがある」として監視体制を強化している。

パカヤ山は、スペインの植民地時代の16世紀から20回以上の噴火記録がある中米で最も活動的な火山。通常は、溶岩を噴き上げる
ストロンボリ式噴火が多いが、2010年5月のマグマ噴火では、首都や国際空港に大量の火山灰を降らせ、報道陣が火山岩に巻き込まれて死亡している。

CONREDによると先月28日ごろから火山性地震が急増し、翌29日に中規模爆発が断続的に発生。夜間には火口から赤い溶岩の噴出も観測された。

その後も活動はさらに活発化し、昨夜は火山から30キロ北に位置する首都グアテマラシティからも、溶岩流が斜面を流れ落ちるようすが見えたという。

山頂には、火口から押し出されてできた溶岩ドームが200メートルほどの高さに成長を続けており、相次ぐ爆発で崩落すると、土石流や火砕流を
引き起こす危険があるとして、CONREDが厳重な警戒を続けている。

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夜のパカヤ火山。相次ぐ爆発で溶岩流が発生した(CONRED)

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30キロ離れた首都グアテマラシティからもはっきり見えた(CONRED)

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火口の近くでストロンボリ式噴火が見える火山として登山客にも人気だが、現在は大変危険な状態だ(Ideas Esplendidas@idesplend)