噴煙5000m 新燃岳で爆発的噴火 大きな噴石や火砕流に警戒 (動画有り) 4月5日 5時56分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180405/k10011391351000.html

鹿児島と宮崎の県境にある霧島連山の新燃岳で、5日朝早く、爆発的な噴火が発生し、噴煙が一連の噴火活動では最も高い、5000メートルまで上がりました。

気象庁は、噴火警戒レベル3を継続し、火口からおおむね3キロの範囲では、大きな噴石や火砕流に警戒するとともに、火口の東側を中心に火山灰にも
注意するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、新燃岳では5日午前3時31分に爆発的噴火が発生し、噴煙が今回の一連の噴火活動では最も高い、火口から5000メートルまで
上がりました。

またこの噴火で、大きな噴石が火口から1.1キロまで飛んだのが観測されました。

噴煙は量が多く、東の方向に流れていて、気象庁は、降灰予報を出して火山灰に注意を呼びかけています。

気象庁は、新燃岳では活発な噴火活動が続いているとして、「入山規制」を示す噴火警戒レベル3の火口周辺警報を継続し、火口からおおむね3キロでは
大きな噴石に、おおむね2キロでは火砕流に、それぞれ警戒するよう呼びかけています。

また風下側を中心に、小さな噴石に注意するとともに、爆発的な噴火に伴う大きな空振=空気の振動で、火口から離れた場所でも窓ガラスが割れるなどの
被害が出るおそれがあり、注意が必要です。