柏崎刈羽原発の新訓練施設を公開 03月08日 16時54分
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20180308/1030002421.html

東京電力は、柏崎刈羽原発で働く作業員の安全意識を高めようとおよそ5億円を投じて原発の敷地内に訓練施設をつくり、8日、報道陣に公開しました。

柏崎刈羽原発の敷地内に新たに建設された施設は、2階建てで、このうち1階部分にある縦28メートル、横50メートルのスペースで、作業の体験をしながら
訓練を行います。

8日は高いところで作業するためのはしごや安全ベルトなど訓練で使う道具が公開されました。

この施設では、放射性物資による汚染の拡大を防ぐための対策についても学ぶことができるということです。

一方、この施設の2階部分には、11年前の中越沖地震で燃えた変圧器など過去のトラブルに関連した展示物を並べ安全意識の向上につなげたいとしています。

東京電力はこの施設の建設に5億円をかけたとしています。

柏崎刈羽原発の太田武原子力安全センター長は「大きな災害を起こしてはならないという決意でできた施設だ。今後社員の研修に運用していきたい」と
話していました。