2号機タービン建屋で高線量 (動画有り) 02月15日 13時10分
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20180215/6050000117.html

東京電力福島第一原子力発電所の汚染水の抜き取りが行われている2号機のタービン建屋で、人が作業する場所からおよそ7メートル下で
1時間あたり1シーベルトという非常に高い放射線量が測定され、東京電力は作業員の被ばくを抑える対策を検討することにしています。

東京電力は1号機から4号機の原子炉建屋に隣接するタービン建屋などにたまっている汚染水を、2年後の2020年までに抜き取る計画です。

このうち汚染水の抜き取りが進められている2号機のタービン建屋の最下層の地下1階で今月6日に放射線量を測定したところ、人が作業する
1階からおよそ7メートル下の空間で、最大で1時間あたり1シーベルトという非常に高い値が測定されたということです。

東京電力は、事故の直後に原子炉建屋から高濃度の汚染水が流れ込んだ配管や、配管が凍らないように巻きつけてあった吸水性のある
保温材などが、線源になっている可能性があるとしています。

現在の計画では、ことし中に作業員の被ばくを防ぐ対策をとることになっていて、東京電力は「想定よりも高い放射線量が測定されたが、
数値に応じた対策をしっかりと検討していく」としています。