漱石・太宰・龍之介…文豪の名前が海底に!国際会議で承認 2018年01月13日 08時00分@ハザードラボ
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沖縄本島の南に位置する宮古島周辺の海底に、夏目漱石や森鴎外などの文豪18人の名前が付けられることが、イタリアで開かれた国際会議で決まった。

海上保安庁によると、国際水路機関(IHO)とユネスコ政府間海洋学委員会が共同で運営する国際会議で、日本が提案した34件の海底地形名が承認された。

新たに承認された地形名は南西諸島南方に位置する海山や海嶺(海底山脈)で、このうち18件は文豪名、11件が沖縄や宮古島の地名にちなんだもの、
4件が白鳥や雁など南鳥島に飛来する鳥の名前から付けられた。

海底地形の命名をめぐっては、有識者で作る検討会が、国際会議「海底地形名小委員会(SCUFN)」に提案し、審議の結果、承認されて、世界中に周知される。

この結果、江戸時代後期の戯作者・滝沢馬琴や十返舎一九をはじめ、明治の歌人・与謝野晶子や俳人・正岡子規などが一堂に会する文豪海山地形区が
誕生することとなった。

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文豪の名前が海底の地形に付けられた。右上から時計回りに夏目漱石、樋口一葉、太宰治、芥川龍之介。(地図は海上保安庁提供)

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今回承認された海底地形名。左側の黄色の枠線に囲まれた部分に文豪名が付けられた地形が点在する(海上保安庁)

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文豪の名前が付けられた海底(海保)