伊方原発「死ぬまで反対」貫いた広野さんの資料、保存へ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180105-00000055-asahi-soci
 伊方原発(愛媛県伊方町)の敷地に食い込むように、四国電力に売却されなかった「畑」がある。いまは森になった。地主の男性は2005年に92歳で亡くなるまで原発反対を訴え続け、千点を超える資料をのこした。
原発の建設が地元に与えた影響を物語る貴重な記録として、研究者らが保存に乗り出した。

 伊方1号機の原子炉建屋の南約800メートル。瀬戸内海に滑り落ちそうな斜面の中ほどに、敷地と隔てる柵で囲まれた約1600平方メートルの森がある。農家だった広野房一(ふさいち)さんが四電に売らなかった畑で、今は親族が受け継いでいる。