「残された時間を大切に家族と過ごす」コマツ・安崎暁元社長が“生前葬”
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建設機械メーカー「コマツ」の元社長・安崎暁氏(80)が今日、東京・赤坂のホテルで「感謝の会」を開いた。
安崎氏は、10月上旬に体調不良となり、入院検査の結果、胆嚢がんが見つかり、胆道、肝臓、肺にも転移していたことから、Quality of Lifeを優先するため、放射線や抗がん剤による治療は受けないことを決断。
「私がまだ元気なうちに皆様方に感謝の気持ちをお伝えしたく」と、先月20日、日経、産経、出身地の徳島新聞に『感謝の会』開催の告知広告を掲載し、
インターネット上で「生を楽しみ、死に向き合う潔さを私も見習いたい」「衝撃を受けた」などと大きな話題となっていた。

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日経新聞に掲載された告知広告

入場券として受付で配布された『感謝』と題された手紙には
「私がこのような異例な形で感謝の会を催しましたのは、本年10月、入院検査の結果余命が短いかも知れないとの診断を受けたためであります。つい半年前まで長寿健常の生活を楽しんでいた私には全く予期せざる診断でした。
この先のことは「神のみぞ知る」で全く分かりませんが、まだ元気な今のうちに皆様方に感謝の気持をお伝えしたいと思った次第です。
本日以降はいかなる運命もこれを私の天命と受け止め、残された時間をQuality of Lifeを大切にして家族と共に静かに過ごしていく所存であります。
長年に亘り国内外で数多くの友人知己に恵まれた私は幸せでした。皆様方に心から感謝致します。有難うございました。」
と綴られていた。