> 「奥さんの顔見て、大きくなるお腹を見ていると3年後5年後、今の東京で育てられるかな」

>「今は東京の方が収入もあり、チャンスがある。でも3年後は福岡の方がチャンスがあるんじゃないかと」

「福岡を盛り上げて」博多大吉が後押し 兄弟芸人サカイスト結成20年目の挑戦 | THE PAGE(ザ・ページ)
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 兄弟芸人サカイストが結成20年目を機に活動拠点を福岡へ移すという新たな戦いに挑む。25日、イムズホール(福岡市中央区天神)で移籍発表後、初の単独ライブ「よろしく福岡」を行う。博多華丸・大吉もゲスト出演し、華を添える。

 仰け反りながら「オシャレが止まらねぇ〜」と叫ぶツッコミという名の「オシャレ」担当の兄・デンペー、ネタ作りを担当し“チャラい”兄を支える弟・まさよしの東京都出身の二人組。
1998年に銀座7丁目劇場で初舞台を踏み、絶好調のサカイストが今なぜ福岡に? 彼らのお笑いの原点から、芸風確立、そして重大な決断に至るまで、“兄弟げんか”の合間をぬって、話を聞いた。

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左からデンペー、まさよし。「8月20日に神保町花月で行われたサカイストトークライブ「デンマークSP〜兄弟から皆さんに重大発表があります〜」より(提供:よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
(略)

20年目に出した答えは「福岡移籍」
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「8月20日に神保町花月で行われたサカイストトークライブ「デンマークSP〜兄弟から皆さんに重大発表があります〜」より(提供:よしもとクリエイティブ・エージェンシー)

 コツコツと確立した芸風を武器にコンスタントに舞台の仕事は舞い込んでいる。
芸人として仕事に困っている状況ではなかったが、今年8月、東京・神保町花月で行われたトークライブ「デンマークSP〜兄弟から皆さんに重大発表があります〜」で福岡吉本への移籍をファンに発表した。

 「福岡で勝負してみないか」――そう背中を押したのは、先輩である博多大吉だ。

 まさよしさんがプライベートでも交流のある大吉さんに芸人としての将来を相談していたときだったという。 

まさよし:「福岡という街はどうだ、と。大吉さん曰く、福岡には15分以上の長尺で漫才ができる芸人が数少ない。福岡の芸人を引っ張って、福岡・九州を盛り上げてほしいと」

 まさよしさんは「新たに勝負できる場があるなら」と前のめりだったが、今年1月に結婚したばかりのデンペーさんは二つ返事で引き受けるわけにはいかなかった。

 2月に妻の妊娠が発覚し、いろいろ考えた。

 「奥さんの顔見て、大きくなるお腹を見ていると3年後5年後、今の東京で育てられるかな」と、ふと思った。
「今は東京の方が収入もあり、チャンスがある。でも3年後は福岡の方がチャンスがあるんじゃないかと」悩んで出した結論は、「行かずに3年後に後悔するより、行って後悔したい」だった。

 「行かせてください」と妻と妻の両親に頭下げて、単身赴任でのスタートとなるが「かなりの覚悟で行くつもりです」と語る。