気象庁が新燃岳の警戒基準見直しへ (動画有り) 12/26 19:32 MBC NEWS
http://www.mbc.co.jp/news/mbc_news.php?ibocd=2017122600027230

霧島火山防災協議会の幹事会が宮崎県で開かれ、気象庁が6年ぶりに新燃岳の噴火警戒レベルの基準を見直す案を示しました。

宮崎県の都城市で開かれた会議には、国や気象庁のほか、鹿児島・宮崎の周辺自治体からおよそ70人が出席し、気象庁から2011年以降初めて
新燃岳の噴火警戒レベルの基準を見直す案が示されました。

見直し案では、噴火警戒レベルによって警戒が必要な範囲を、レベル2の火口周辺規制の場合、これまでの火口からおおむね1キロから2キロに拡大、

またレベル3の入山規制ではこれまでのおおむね2キロから最大4キロの範囲だったのを、おおむね3キロから最大4キロの範囲にするなど、警戒を高め、
より安全を確保する対策を取る見込みです。

このほか会議では、えびの高原周辺の火山ガスについて、測定器を活用した安全確認や、新しい基準に基づく避難などの措置について対応を協議しました。

新燃岳の新たな防災基準は、来年2月の霧島山火山防災協議会で審議され、正式に決定します。

新燃岳では現在、噴火警戒レベル3の「入山規制」が続いています。