<連載>原発のない国へ 第1部(2018年3月11日〜)
http://genpatsu.tokyo-np.co.jp/page/detail/659

太陽と相談して生活 オフグリッドへの挑戦(3月14日朝刊1面)
自宅の太陽光発電だけで電気を賄う生活を始めて3年目になる。
電力会社の送電網に接続しない「オフグリッド」と呼ばれる形態だ。
太陽光パネルの数は必要最小限。高価な蓄電池は、電動フォークリフト用の中古バッテリーを探した。
蓄電まで含め通常の半額程度でできたが、それでも約240万円かかった。
夫婦と男児2人の4人家族で、一日平均の電気使用量は4キロワット時強と、一般家庭の三分の一程度。
電力会社に払わなくて済む電気代(月2000円程度)で、費用を回収するのは現実的には無理だが、
下沢さんは「何より電力会社と縁を切り、加担しないことに大きな意味がある」と語る。
オフグリッドを考え始めたきっかけは、東京電力福島第一原発事故だった。
「原発のリスクの異常な大きさを思い知った。そんなことを続けていていいのか。
自分にも未来への責任があるから、できることは何かと考え始めたんです」

コストが1/10くらいにならないと普及は厳しいだろうなぁ…