梅は群馬より和歌山の南高梅のほうがいいと思います。汚染と香りが違います。
梅酒には青い実。梅干しは完熟(実った物)が良いと言われているようです。
カリカリ漬けの場合は青い梅を選択。カリカリ漬けは後で書くとして

とりあえずまず購入した梅の基本的処理
ツマヨウジを使い梅のヘタを取り除きます。
これをやらないと出来上がりにエグミが出てしまうと言われていますので面倒でも必ず行ってください。 

ヘタを取り終えたら水洗いは各自の自由ですが少しでも梅の香りを多く残したいのならば水洗いはしないで
漬けるのも良いでしょう。

放射能が気になるのでしたら2リットル位の水に重曹をティ―スプーン1杯を加え3〜5分梅を漬けて置き
流水で表面の放射性物質一粒づつ洗い流すのもいいでしょう。
洗ったら乾いた布巾等で綺麗に水分をふき取ります。

これで基本的下処理は終了です。

次に行うのが漬ける容器の殺菌ですが36度〜40度の焼酎を布巾に付けて容器の内部及び蓋の内部を拭きます。
これが終わったら梅を入れ上から塩加え漬けます。

塩の選択は色々あると思いますがそれは好みで有り好きな塩を選ぶのが良いでしょう。
私の場合は梅の香りを大事にしたいので鉄分の少ない塩を使います。
塩加減は減塩から好みで色々あるでしょうからクックパッド等のレシピを参考にするとよいでしょう。
できれば梅の一粒一粒を塩でまぶした方が確実です。減塩の場合特に腐敗を気にしないと
取り返しのつかない失敗になる事が有ります。

漬けたら1日〜3回容器をゆすり梅に塩をまぶす事を忘れずに。これにより腐敗はなくせます。
2〜3日すると梅から水分出て来ます。梅から出た水分が被るくらいになるまで1日数回容器をゆする事。
それが腐敗を防ぐ秘訣です。

梅から出た汁が梅にかぶるくらいになったら梅を取り出しムシロの上に並べ一昼夜干します。
昼間だけでなく夜干が味を良くするとも言われています。雨に気を付けて。

太陽光線をじかに梅に当てる屋外干しが理想ですが今の時期大事な梅を被曝させたくないと言うのは人情。
味にどういう影響が出るかは分かりませんが窓際の室内干しでもいいでしょう。ある程度干したら梅をひっくり返し
平均に太陽光線を当ててやる事。

放射能が無い時代でしたら一晩夜露に当ててやる事で味が良くなると言われているのですが
それは望むべくも有りません。

続く