2011/06/10
一方、日本を代表するカトリック作家のご見解は

http://d.hatena.ne.jp/dj19/20110518
不幸からの贈り物が日本人を鍛える (渡部昇一、曽野綾子)

曽野 「こんなにひどい津波は見たことがない、・・・予想の範囲を超えていて、
    誰にも責任はないことをハッキリしないといけません。
    そもそもの想定が甘かったなら、責任は東電ではなく設計側にあります。」
編集部 「天災には文句が言えないので、東電がスケープゴートになっている面がありますね。」
渡部 「過剰な原子力・放射能アレルギーのある日本社会のなかで、これだけの原発を建設した人たちは偉いと思う。・・・」
曽野 「・・・そして、電気が消えた時点で、民主主義というものは停止するんです。
    公平も平等も機能しないんです。それがわかっていない。
    私は報道に関しては、あれだけの地震や津波の映像をきっちり記録してすぐに国民に知らせたり、
    原子力保安員や東電がきちんとぺーパーをつくって毎日現状報告をしていることは、すばらしいことだと思う。」
曽野 「・・・「避難所が寒くて凍えそうだ」「低体温症で体調を崩している」

「温かいものが食べられない」という報道がありましたが、あれはなぜ?
そこらじゅうにあんなに薪があるじゃないですか。瓦礫の処理が大変だと言っていますが、
どうして木片は燃やさないんですか。・・・ そこに、あれだけ燃やすものがあるんだから、
あとはどこからか鍋を拾ってくればいい。私だったら、あそこで薪を集めて食事をつくります。」

渡部 「日本が立派すぎるんだな。」
曽野 「・・・そこがいいところではあるんですが、甘さにもなる。・・・
    放射線の強いところだって、じいさんばあさんを行かせればいいんですよ。・・・
    私も行きますよ。もう運転免許は失効していますが、 あそこは私有地だから無免許でも構わないでしょう(笑)。
    ほうれん草からヨウ素が出たときも、ある人が「五年後に症状が出るなら、そのころは八十五歳だからちょうどいい」
    なんて言っている人がいました。」
渡部 「養老院で使うとかね。」
曽野 「かえって元気になるかもしれまんね」********