UNSCEAR2013年報告書より引用

現時点では、放射線被ばくがある特定の確率的影響を引き起こしたかどうかを
観察または検査によって見極めることは不可能である。このため個人が病気に
かかっても、放射線が原因だと明確に結論付けることはできない。

ただし、確率的影響は集団での疾患の発生率上昇という形で現れることがあり、
放射線照射後の発生率は線量の増加に伴って上昇する傾向がある。これにより、
被ばくした集団に対する確率的影響のリスクの上昇を推定することはできる。