太平洋の島国バヌアツ、火山島の全住民に避難命令 大規模噴火の恐れ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170928-00000030-jij_afp-int
【AFP=時事】南太平洋の島国バヌアツで28日、同国北部アンバエ(Ambae)島の中央部に位置する火山マナロ(Manaro)山が先週末に活動を活発化させ、大規模な噴火の恐れがあることから、全島民に対して避難命令が出された。

 首相府によると、10月6日までに全島民1万1000人の避難を完了させるという。

 バヌアツの国家災害管理事務所(NDMO)によると、火山活動のために全島民が避難する事態は、存命中の人々が知る限りでは初めてだという。

 マナロ山からの噴石や火山灰が村々に降り注いだことを受け、アンバエ島の住民の大半は既に島内の避難施設に退避している。

 当局はマナロ山が先週末に水蒸気や火山灰を噴出したことを受け、非常事態を宣言。警戒レベルを2番目に高いレベル4へと引き上げていた。