<大項目> 放射線影響と放射線防護
<中項目> 原子力施設による健康影響
<小項目> 放射線事故
<タイトル>プルトニウムの被ばく事故 (09-03-02-09)
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_No=09-03-02-09

科学論文に掲載された世界のプルトニウムの被ばく事故をまとめ、7つの事故例について解説した。

1974年米国天然資源協会のタンプリンが粒子状プルトニウムの危険性は均等分布の場合に比べて11万5千倍と主張して当時話題となった。
現在は潜伏期の中にあり、いずれ全員が肺ガンになるだろうと予告したことでも注目された。
潜伏期と考えられる事故後約20年を経過した時点で、被ばく者のその後に変化は認められてはいない。
これらの事実は、現在のプルトニウムの許容量が粒子状の場合10万倍も危険だと主張したタンプリンの仮説を否定したことになる。
この事故との関連で、ロスアラモス研究所のプルトニウム作業者全体の調査で通常よりも死亡率が低い…

一方で「ロッキー・フラッツ兵器工場によるプルトニウム汚染と健康被害」ではがんの増加のデータが出ている
高木仁三郎『プルトニウムの恐怖』P.120〜122
https://www.slideshare.net/ssuser85528e/ss-30995332

21世紀 核時代 負の遺産 ロッキーフラッツ核施設
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/abom/nuclear_age/us/020324.html

こっちはロッキーフラッツ核施設の解体が難航している記事だ。

世界のヒバクシャ 核優位政策の重荷
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?exposure=20121220180051636_ja

今、これらの核工場の多くが、オークリッジと同じように放射能汚染、健康障害を引き起こしていることが明らかになった。
例えば、水爆の起爆装置を造るロッキーフラッツ。
この工場では、1988年秋、3人の従業員が高度に汚染された部屋に入って被曝した。
そのことが表面化して、工場は緊急閉鎖された。
ここは何度もプルトニウム汚染を起こしたいわくつきの工場で、1989年6月には、とうとうFBI(連邦捜査局)の強制捜査を受けた。

健康障害の具体的な例は無い模様…