2011年3月末の川俣町保健センターでの甲状腺スクリーニングについて
新山雅之(京都大学理学部)   村田次郎(立教大学理学部)    2012 年8 月18 日
http://www-nh.scphys.kyoto-u.ac.jp/~niiyama/kawamata.pdf

2011 年3 月末に川俣町で行われた甲状腺スクリーニングについて、測定結果が過大評価も
過小評価もされないよう、測定状況について実際に測定した者からの意見をまとめる。
このメモの主張は甲状腺からのγ線の測定として、0.02Sv/h 以下の精度はないが
0.1Sv/h以上の線量は有意に測定できる状況であったという点である。
スクリーニング基準値は0.2Sv/h であり、この基準値には有意な感度の測定であった。
(中略)
川俣町での甲状腺スクリーニングは基準であった0.2Sv/h を有意に検出できる測定であり、
そのような被験者はいなかったと断言できる。