新型コロナウイルス、いま日本で感染を広げている主要な経路は「エアロゾル感染」ではないか?

この説の根拠として以下の事実or状況を挙げる、専門家で同様の結論に至った人、居るだろうか?
基礎知識として、エアロゾルは飛まつより小さい粒とされ、1粒のウイルス数は少ないが空気中で長い時間留まる

・2月以降に手洗いが推奨され、実際にインフルエンザ患者は大幅に減少した
 一方で手洗いの方法、重要性が周知されてから日本国内で新型コロナウイルスの感染拡大は本格化

・長い潜伏期間と、無症状だが感染能力をもつ感染者の存在、存在割合も大きいこと
 より小さなエアロゾルでは含まれるウイルスの数が少なく増殖に時間がかかる=長い潜伏期間
 より小さなエアロゾルは肺の奥深くに到達、増殖し自覚症状が(喉と比較して)出にくい
 肺の奥でウイルスが増殖、呼気に多く含まれるようになると他人を感染させるようになる
 呼気に含まれるウイルスが喉に付着し炎症を生じると、咳という自覚症状につながるのではないか?
 この仮説通りであれば、咳よりも痰が先に症状として現れる可能性が高い

・報道ステーションのキャスターが、診断されるまでの経緯を少し詳細に伝えていたがせきよりも痰が先に出ていたようだ
 三月下旬以降、会食なども行っておらずどこで感染したかわからない、とも伝えていた(電車等のエアロゾル?)

・愛知県蒲郡市で、陽性と判定された感染者が飲食店に行き一名の店員が感染してしまった件
 直接接客した店員ではなく、陽性感染者が30分程度座っていたソファに座った店員が感染した
 専門家は接触感染だろうとコメントしていたが、動画を見る限り「エアロゾル感染」を否定できないだろう

・三重県で4月16日に感染確認が公表された人、同じ建物に働く人で感染者がいたが接触はしていない

○エアロゾル感染が主要な経路だとすると感染拡大防止のための基本戦略に修正が必要だ
従来の飛まつ接触感染対策に加えて、換気や風通しのよい場所を選ぶなどの対策が必要だろう

具体的には、感染した人が長い時間(15分以上?)同じ場所に滞在した場合に
その周辺(前方2メートルほど?)にはウイルス濃度の高い空間ができている
サージカルマスクは微粒子の捕捉能力が高いために感染を防げる場合もあるかもしれないが
布マスクでは感染を防ぐことはできず、呼吸で吸い込んだウイルスから感染してしまう

つまり、建物内であれば換気を徹底する、あるいは空間除菌(抗ウイルス能力のあるもの)
電車に乗る場合は、空気の淀む場所(車両の空調などでも違うかもしれない)に注意