カムチャッカ・シベルチ山 今月半ばから相次ぐ噴火 噴煙は6500m上空へ 2017年05月25日 10時54分@ハザードラボ
http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/2/0/20336.html

カムチャッカ半島で今月中頃から噴火活動が再開したシベルチ山では、24日も火口上空6500メートルまで噴煙が立ち上るようすが観測され、
ロシア科学アカデミー火山地震研究所(IVS FEB RAS)カムチャッカ観測所(KVERT)が、付近を航行する旅客機に対して、危険度が2番目に高い
オレンジレベルの警告を発出している。

シベルチ山では今月15日朝に、火口周辺に堆積した溶岩ドームを吹っ飛ばす規模の噴火が発生。その後も爆発的噴火は相次ぎ、10日過ぎた
24日の噴火では、噴煙が6000?6500メートル上空に到達。地上から約160万キロ離れた米海洋大気庁(NOAA)の人工衛星の観測データでは、
噴煙は東のベーリング海方向に向かって82キロ流れたという。

カムチャッカ半島は、火山活動の活発化により、噴火が相次ぐと、噴煙は最大で8000?1万メートルに達するおそれがあるとして、引き続き監視を
続けている。

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5月24日のシベルチ山の噴火(撮影:Yu.Demyanchuk/ IVS FEB RAS/KVERT)