米イエローストーン公園でM3.6 先月以来1200回を超える地震 2017年07月19日 09時52分@ハザードラボ
http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/2/1/21177.html

巨大な間欠泉で観光客にも人気の米中部イエローストーン国立公園では、先月以来、 きょうまでに1200回を超える地震があいついでいる。

米地質調査所(USGS)によると、けさ5時31分(日本時間)にもマグニチュード(M)3.6の地震を観測した。

地震が発生したのは、日本時間19日午前5時31分(現地時間18日午後2時31分)で、震源地は国立公園があるウエスト・イエローストーンの町から
北へ15キロ地点。

イエローストーン国立公園周辺では、今年6月12日からこれまでに計1200回を超える地震が観測されている。

そのうち地震の規模が最も大きかったのは、6月15日(現地時間)のM4.4で、けさの地震はそれに次ぐ大きさと言える。

同公園でM4クラスが観測されたのは、2014年3月にノリス・ガイザー地区を震源としたM4.8の地震以来。数々の間欠泉や熱泉が存在し、
北米最大の火山地帯として知られるイエローストーン地域は、地下20?50キロに世界最大のマグマだまりがあると推測されており、2010年には
1年間で2500回近い地震が発生した。

USGSは噴火警戒レベル「ノーマル」を維持しながらも、その動向に目を光らせている。

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火山の巣と言われる米国のイエローストーン国立公園で最も有名な熱泉「グランド・プリズマティック・スプリング」
(撮影:Dave Shumway/My Yellowstone park.com)