浜名湖でシロシュモクザメ初確認 (動画有り) 06月16日 19時04分
http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3034136781.html

「ハンマーヘッドシャーク」とも呼ばれる「シロシュモクザメ」が、浜松市の浜名湖で定置網にかかって死んでいるのが見つかりました。

浜名湖で「シロシュモクザメ」が見つかったのは初めてで、地元の水族館では標本にして展示することにしています。

見つかった「シロシュモクザメ」は体長約1.3メートルで、県の水族館「ウォット」によりますと、ことし4月、浜松市西区雄踏町の浜名湖内で定置網にかかり、
すでに死んでいたということです。

シロシュモクザメは頭部がハンマーのように横に大きく広がっていることから「ハンマーヘッドシャーク」とも呼ばれ、主に日本の沿岸域を群れで泳ぐということ
ですが、県水産技術研究所などによりますと浜名湖でシロシュモクザメが見つかったのは初めてだということです。

サメの生態に詳しい東海大学海洋学部の田中彰教授は「浜名湖でシロシュモクザメが見つかるとは思わなかったが、エサを追うなどしているうちに群れから
はぐれて浜名湖に入り込んでしまったのではないか」と話しています。

県水産技術研究所ではシロシュモクザメを浜名湖で確認された837種目の生物として新たに登録することにしていて、県の水族館「ウォット」では今月20日
からサメの標本を展示する予定です。

水族館の工藤隆馬さんは「浜名湖で初めて見つかったものなので、多くの人に見に来て欲しい」と話しています。