無人機21日から試験 立体的線量測定へ 東電  福島新報 2017/02/21 11:19
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2017/02/post_14757.html

東京電力は屋内でも飛行させることができ、現場の放射線量を立体的に測定できる新たな小型無人機(マルチコプター)を21日から
福島第一原発3号機のタービン建屋内外で試験飛行させる。試験結果を基に平成29年度にも本格運用を目指す。

小型無人機は「ライザー」とよばれ、縦83センチ、横93センチ、高さ16センチ。重さは約4キロ。センサーを搭載しており、操縦者から送られる
レーザーを感知する。

レーザーを基に小型無人機が自分の位置を把握しながら安定して飛行でき、センサーを使って障害物を避けることもできる。

放射線量を立体的に把握するための線量計も備えている。放射線を出している物質や場所(線源)の位置を確認したり、廃炉に向けた工事計画を
策定したりする際に役立つとみられる。東電は20日、楢葉町の楢葉南小体育館で小型無人機の飛行試験を行った。