浅間山で火山ガス急増 2000トン超す 一昨年10月以来 2017年01月12日 13時40分
http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/1/8/18649.html

長野と群馬にまたがる浅間山では、今年に入ってから二酸化硫黄を含む火山ガスの放出が急増している。気象庁が11日に行った観測では、
1日あたり放出量が、2015年10月以来、初めて2000トンを超えたという。

気象庁地震火山部によると、浅間山は今月6日から9日午後までの4日間で火山性地震が200回を超えたほか、夜間には山頂の火口付近で
微弱な火映がとらえられるなど、火山活動がやや活発化している。

近年、浅間山で噴火が観測されたのは2009年。2月2日に発生した小規模噴火では、上空2000メートルまで噴煙が立ち上り、火山灰は関東地方
南部まで到達。以来、約3カ月あまり小規模噴火を10回以上繰り返した。

その後、2011年の東日本大震災を機に地震活動が活発化し、ふもとの軽井沢町ではM1.6の地震を観測。最近では2015年6月にごく小規模な
噴火が2回あり、火山灰が降った。

2015年以降は、山頂直下のごく浅いところを震源とする体に感じない程度の微弱な火山性地震が多く発生しており、昨年には山頂の南南西で
地殻の変動も観測されている。

気象庁は月に2回、火山ガスの動向を観測しているが、昨年12月16日時点で1日平均1000トン程度だった放出量が、今月11日には2200トンに急増。
1日の平均放出量が2000トンを超えたのは、2015年10月15日以来、約1年3カ月ぶりだという。

浅間山の現在の噴火警戒レベルは、火口周辺の立ち入りを規制する「2」が発表されている。気象庁によると、過去のケースでは、噴火の前兆に
火口直下を震源とするごく浅い地震が頻発したことから、火口から約2キロ範囲や風下では噴石に警戒するよう呼びかけている。

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浅間山 長野県佐久建設事務所浅間山監視カメラがとらえた12日午後の浅間山(北西側の画像)

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気象庁の火山カメラがとらえた浅間山

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山頂火口の釜山。奥に見えるのは軽井沢町(2010年11月/気象庁+陸上自衛隊)



浅間山噴火くるで

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         浅間山