年末年始山岳遭難10年で最多 (動画有り) NHK長野 01月06日 10時38分
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/1015791531.html

この年末年始に県内で起きた山岳遭難は合わせて9件と過去10年間で最も多くなったことが警察のまとめでわかりました。

県警察本部のまとめによりますと、先月29日から今月3日までの6日間に県内で起きた山岳遭難は9件と前の年より5件増えて、過去10年間で
最も多くなりました。

遭難したのは9人で、▽先月30日には中央アルプスの伊那前岳で、28歳の男性が登山中に強風でバランスを崩して滑落したほか、
▽今月2日には南アルプスの甲斐駒ケ岳の山頂付近から登山中の38歳の男性が滑落するなど、合わせて3人が死亡しました。

また、北アルプスの唐松岳では今月2日、コースの外をスキーで滑っていた28歳の男性が雪崩に巻き込まれて大けがを負うなど、
4人がけがをしたということです。

一方、遭難した9人のうち5人は滑落によるもので、凍った場所でアイゼンなどを適切に使えずバランスを崩したり、スリップしたりするケースが
目立ったということです。

警察は「アイゼンやピッケルなど冬山の装備をしっかり整えたうえで、ヘルメットを着用するなどして対策を取って登山にのぞんでほしい」と呼び
かけています。